蘇った夢 家に帰って、何が起きるかわからない。 帰宅直後は、特に「要注意」だ。 妻は昼間に小ネタを仕込む(ことが多い) そのための時間は、十分にある。 あの日もそうだった。 本当に夫婦はビックリ箱だ・・・・・
残業帰りのその日のこと。 玄関に入ると、妻、仁王立ち! しかも、いきなりの大声で 「ハハハ ワ〜イ ワ〜イ」・・・ って、今日のキャラはハイジかよ!
ヒュウン ヒュウン ピカピカピカ アッ? 何の音?何光った? あ? あああ??? あああああ!!!!! 妻の腰に・・・ チョッと ぽちゃカワ の腰に・・・ 仮面ライダー変身ベルト! なんでぇ? 「見て! いいでしょう! いいでしょう! アハハ、欲しかったんだぁ! これホラホラホラァ〜」 止まらない。 妻の上気が、喜色が、興奮が・・・ 今日は小ネタじゃなかった。 本当に欲しかったんだ、これが・・・ 「買ったの? これ」 「だって昔、買って貰えなかったんだも〜ん」 「そりゃぁ (あんた、女の子だったんだし) 」 「バイトして買ったんだも〜ん」 「そうじゃなくて (あんた、30過ぎて・・・) 」 「イイコレ! ネッ! ホーラー」 って差し出されても・・・・・ でも、まぁ妻には蘇った夢だったんだろう。 石ノ森章太郎フリークなのは知ってるし、 僕も仮面ライダー好きだったし、 咄嗟にショッカーの真似できなかったし、 あっ、そうだ、今はグロンギか、 今夜はこの話で盛り上がってもいいか・・・ 思い直して、妻に言いました。 「ねぇ、靴脱いで、上がっていいかな」 「いいよ、自分ん家なんだから」 ありがとう、正気に戻ってくれて。 晩御飯もよろしくね。 そんな深夜1100の風景でした。 |