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| 食欲低下 |
| 2008年1月31日 01時18分 |
うつ病体験記 (7) 「食欲」
(前回の続き) 鮎の塩焼きと卵焼きがあったら、 太宰治は迷わず卵焼きを選んだそうです。
理由はとても簡単。
食べるのに、面倒が無いからです。
食欲低下にも色々とあるようです。 僕の場合は、次のとおりでした。 1 気持ちが受付けない。
2 食べることが面倒、興味が無い。
具体的には、次のような感じです。
魚は骨があって面倒になる。 肉や乳製品は、臭いがダメ。 油を使った料理、脂の強いモノも駄目。 青臭さが少しでも残る野菜は気が向かない。 ご飯も、噛んでいるうちに飽きてくる。
つまり、食べる量が減っただけではなく、
食べられる料理、食材も減ってしまったのです。
妻も相当に苦労したようです。
何を、どうすれば食べる気になるのか・・・・・
食材を変え、味付けを変え、盛り付けを変える。
栄養価だって無視する訳にはいかない。
どうすればいいの?
そして、次のように発想したそうです。 (亡くなる直前の猫の食事が参考?)
食欲低下と言っても、全く食べない訳ではない。 (そのような状態なら、すでに入院している。)
まずは、食べられたモノだけでも続ける。
(とりあえず、栄養バランスは後回し。)
「三度の食事」を意識させない。 (思い込むと、重圧になる。)
(食べる時間はいつだっていい。)
(少量づつ、噛ませる、飲み込ませる。)
(一日、何回だっていい。)
食べそうだったら、すぐに少量出す。 (気分、体調にも波がある。)
(絶対に、空腹になる時がある。)
(おやつ感覚でもいい。)
段階的に味付けを変え、食材を加える。 (飽きさせないため。)
(食べられるものを、増やすため。)
(ダマシでもいい、結果が勝負!)
オカラ、豆腐、戻しワカメ。
これが最初に可能なメニューでした。
これを毎日、少量づつ用意してくれました。
みすぼらしいですか?
しかし、これは意外に正解でした。
特にオカラの煮物は、勝手がよかった。
好物でもあったし、昔、よく食べてましたし。
最初はオカラだけで煮る。
そのうち、ヒジキを混ぜてみる。
次に細かく刻んだニンジンを加える。 最後は、マグロを細かく刻んで混ぜる。
豆腐も最初は、昆布ツユでそのまま食べる。
やがて、豆腐主体の煮物にする。
濃いめの味付けに慣れたら、ひき肉を混ぜる。
(臭いに慣れるため。食べなくてもよい。)
煮汁にご飯を入れ、ふやかして食べる。
煮物に慣れたら、筑前煮のようなものも作る。
少しづつ、普通の食習慣に戻っていきました。
症状の変動で、多少の後戻りもありましたが、
今では食事を楽しめるようになっています。
ただ、僕一人ではどうだったか・・・・・
多分、無理だったでしょう。
食べられたことは小さな自信になります。
もし、あなたが病気の人の傍らにいたら、
その人が食べられたことを一緒に喜んでください。
きっと、その人の自信になると思うのです。
今、鮎の塩焼きと卵焼きがあったら・・・・・
当然、僕は両方とも頂きます。
(次回に続く) |
| http://40neko.com/wave/archive_18.htm |
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