「おそろい」
もしウチの夫婦に子供がいたら、
妻は僕を「おとうさん」と呼んだだろうか。
僕らは結婚12年、二人とも40代になったが、
今でも相手を動物に見立てて呼び合っている。
妻は、自称「ネコ」だ。
そして僕を「クマ」と呼ぶ。
僕は少しだけ分からなかった。
ヒグマや、ツキノワグマには似てないし、
「クマのプーさん」ほどデブでもないし。
でも結局、そんなキャラ付けをされてしまった。
「クマちゃん」「クマさん」「クマ」「馬鹿グマ」
ずーっと、こんな感じで呼ばれている。
洗い物を手伝えば「アライグマ」だし、
ごろ寝をしていれば「冬眠クマ」とも言われる。
子供がいたら、もう違っていたんだろうなぁ。
親が「クマちゃん」「ネコちゃん」じゃね・・・・・。
僕だって疑問を感じたことはある。
大人として、熟成されていないのでは?
子供がいないから、未だにオチャラケなのか?
僕らはピーターパン達ではないんだし・・・と。
でも、気が付いた。
単純なことだった。
僕らには、老いた後に時代を譲るものがいない。
だったら、ゆっくりと老人になればいいんだと。
二人で泣いて、笑って、ゆっくり過ごせばいい。
「白髪のクマ」と「猫又」になるまで、
僕らのやり方を続ければいいんだと。
食器戸棚を見れば・・・・・
おそろいのネコとクマの絵柄のマグカップ。
漫画っぽいが、やはり同様のご飯茶碗。
長い間、大事に使われている。
そう、ちゃんと形になっているではないか!!
僕らだって、このまま「おそろい」だ。
そろそろ、妻の小ネタ攻撃が気になる頃。
明日の晩あたりに、何かありそうだ。
こんな感じで、楽しくやろうか。
最後に「ウチの用語集」からご紹介。
「クマに襲われる」の用法について。
けして、「DV」じゃありませんよ。
夫婦の「仲良しなコト」の意味です・・・・・。 |