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結婚おめでとう!
「しまねこ家用語集」から抜粋
 
DNA
一目ぼれの仕掛け人
 
神様
良し悪しにつけ、運命を作為する存在、人


 
 
 
先週、嬉しいことがあった。
 
 
 
僕の後輩、仮にA君。
彼は、就職直後に大きな災難に会っている。
先輩のしでかした不祥事に巻き込まれ、
退職寸前にまで追い込まれた経験がある。
 
しかし、才能とやる気が惜しい男だった。
上司の寛大な判断のおかげで、退職は免れた。
その後の努力で信頼を回復し、実力を伸ばす。
今では、先輩とも激論を交わす頼もしいヤツだ。
 
 
 
 
 
だが、彼にも苦手なことがある。
 
 
 
 
 
そこそこ女性にモテルのだけど、長続きしない。
理論家で頑固者、おまけに理想主義者。
職業の理屈を、恋愛にも持ち込んでしまう。
結婚できる気配など全く無い男だった。
 
 
 
しかし、このA君、不思議と妻と気が合う。
人物評価が辛口の妻も、彼を気に入っている。
彼は彼で、ウチの夫婦が理想だとお世辞を言う。
ウチの妻のような人を、奥さんにしたいと言う。
 
 
 
 
 
これはちょっと難しい話だ。
 

 
 
 
一人で霊能者、アネゴ肌、芸人の全てのキャラ。
あまり沢山はいないでしょう、そこら辺には。
しかしだ・・・・・
 
 
 
 
 
去年の忘年会の後だった。
僕とA君は、二人だけで別の店に行った。
 
 
実はこれ、とても珍しいことだった。
 
 
うつ病の影響で、僕が宴会に出たのは3年振り。
昔から、2次会に行くこともほとんどない。
彼もどちらかと言うと一人で飲みたがるタイプ。
二人だけの飲み直しなんて、初めての事だった。
 
 
飲み直しは、近くのエスニックバーへ。
妻の知り合いの女性が経営するお店だ。
僕は数年振り、A君は初めて訪れたことになる。
 
  
カウンターに、30歳前後の女性客が一人いた。
お酒は飲まず、ソフトドリンクで大人しい感じ。
 
 
彼女、このお店には月に一度程度来るらしい。
隣町から車で来て、ママと話をして帰るだけ。
そのままならば、ただの通りすがりの3人だった。
 
 
 
 
しかし、どうしたことだろうか。
 
 
 
 
 
この女性、A君と気が合い、話がはずんでいる。
僕をそっちのけで、メールの交換までしている。
ありがちな光景と納得し、僕は先に帰宅した。
深酒ができる程、僕も回復していなかったから。
 
 
 
 
ところが先週、A君が僕を部屋のスミに引っ張る。
 
 
 
 
 
「先輩に報告したいことがありまして」
 
「何やらかしたのよ」
 
「やらかしたと言うか・・・・・
 
 結婚します」
 
「・・・・・・」
 
「忘年会の日に会った、あの人なんですが
 
 お互い、一目ぼれで!」
 
 
「DNA、引き合っちゃった訳ね」
 
 
「はい!!」
 
 
 
 
は〜、そうですか。
 
 
 
 
臆面もなく「一目ぼれ」ですか、お互いに。
 
 
 
 
速攻でしょう、たった2ヶ月だもの。
 
 
 
ご両親にもアイサツを済ませたんですか。
 
 
 
はっ! もしかしたら・・・・・
 
 
 
「あのさ、一目ぼれはいいけど・・・・・
 もうDNA混ざっちゃたとか・・・つまりデキ婚?」
 
「ハハハ、まだ混ぜきってないですよ、やだなぁ」
 
 
 
 
デレデレしてやがる。初めて見た「だらしない」顔。
 
 
 
 
「失礼だけど、年はおいくつ?」
 
「彼女は2つ年上で、看護師さんです」
 
 
 
 
 
予感がした。
絶対、コイツは尻に敷かれる。
 
 
 
 
「最初大人しいと人だと思っていたんですが、
 
 
 先輩の奥さんみたいで」
 
 
 
 
 
どういう意味だこの野郎!
 
ヤキ入れるどぉ!
 
ウチのカミさんが・・・
 

 
「先輩のウチみたいな家庭にしますよ」
 
「あ、そう。お世辞でも嬉しいよ、おめでとう」
 
 
 
 
甘〜い!
 

ウチの夫婦はそんなに甘くな〜い!
 
 

 
これは教育もんだ。
人生、見た目じゃないことを教えねばなるまい。
 
 
「カミさんにも教えといていいかな?」
 
「もちろんですよ! 今度4人で飲みましょうよ!」
 
「じゃぁ、今度、彼女のメールアドレス貰っていいね」
 
「はい、言っておきます」
 
「ここに送って、カミさんのアドレスだから」
 
 
 
 
 
フフフフフ・・・・・・・
仕込みは充分さ。
 
 
ウチの夫婦が理想だと言っていた訳だから、
まずは、彼女と妻に友達になってもらわねば。
 
 
 
後輩の願いは、先輩の務めだものね。
 
 
 
しかし奇特なヤツだ。
妻のキャラが強い家庭が望みだったとは。
 
 
 
 
 
真性の「M」かも知れない。
 
 
 
 
 
「これからも、よろしくお願いします」
 
 
「うん、こちらこそ!」
 
 
 
帰宅して、速攻で話したね。
楽しみだよ、全く。
 
 
 
ま、A君の結婚は正直に嬉しい話だ。
お二人には、絶対に幸せになって頂きたい。
これは、まぎれもなく本心だ。
 
だけど、君の「理想の夫婦」はもっと優しいよ。
実は、君が女性に押し付ける理想が心配で。
君の彼女が、ウチの妻みたいで安心したよ。
奥さんどおし、是非、仲良くなってもらおう。
 
 
 
 
A君よ、激流にもまれると、石も角がとれる。
僕が、よ〜く知ってるんだな、その辺は。
君の頑固も治るってもんだ。
 
きっと、今よりも女性に優しい男になれるよ。
結婚、おめでとう。
 http://40neko.com/wave/archive_47.htm
コメント(4) / トラックバック(0)夫婦はビックリ箱
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コメント
投稿者: げんえい
2008/03/02 19:11   [home]
A君、ご結婚おめでとうございます

なんとなく、読み進めて行くと
これって、しまねこさんのことだったのでは?と思ってしまいました

記事の端々にみられる、しまねこさんの仕事ぶりと、先輩とさえ激論を交わせるA君は同一人物ではないのかと(笑)

どちらにしろ、激流が奥様で、しまねこさんも女性にやさしくなったんですね

しまねこさんとA君の行く末は
奥様がよ〜くご存知なのかもしれません

こうやって、神様がDNAにこっそり、イタズラしていくわけです(爆)
投稿者: しまねこ
2008/03/02 20:04  
げんえいさん、こんばんは

いえいえ、まぎれもなく、彼は実在します。
あえて言うなら、彼と僕とは仕事へのアプローチが似ています。
「本質」と「オリジナリティ」重視のところが特にそっくりです。

実は彼、不幸な事件の直後に私が預かりました。(ご両親も遠くに住んでいましたし。)
公私ともに関わりました。一種の職業精神を直接に説いたのも私です。
礼節をわきまえない、悪いところも似てしまいましたが・・・・・

妻から見れば、私と似ているところも多かったことでしょう。
そのせいか、ある意味ずい分と気にもかけていたようです。
私が彼と飲むようなときは、常に妻も同席していました。妻の知り合いのお店に行ったのもそんな理由もあったのです。

多分、一生の付き合いになる男だと思います。
今度は、家族ぐるみの付き合いもできる。
別の意味で、楽しみをくれるヤツです。
投稿者: ゆっこ
2008/03/03 23:30  
お久しぶりになってしまってごめんなさい。
こんばんは、しまねこさん。
そして、Aさんご結婚おめでとう♪
素敵な出会いですねぇ、一目惚れって。
2ヶ月でも結婚ってタイミングですよね。
Aさんが、しまねこさんの奥さんみたいな方がイイ
って思われるの分かる気がするな♪
私もブログ読ませてもらってイイなーって思うもん。
強いところとか(笑
奥さんが強い方が上手くいくかもしれませんね(笑
私も強くなろっ。
投稿者: しまねこ
2008/03/04 01:28  [mail] [home]
ゆっこさん、こんばんは

おかげん、よろしいのでしょうか。
まだ油断しないでくださいね。


男も女も、強かったり弱かったりですよね。
どちらも甘えたり甘えさせたりですし。

私どもも、妻が「猫又」でない限り、二人とも順調にジジとババになるはず、多分。
オチャラケながらもバランスをとりつつ、「いたわり」とやらも身につけようと思います。

お話変わって。
知っている人も、知らない人も、みんなで彼の結婚を祝ってあげて下さいませ。
骨太精神なヤツが、本当にデレデレしていやがって。
絶対に尻に敷かれることでしょう。
楽しみなヤツです。

そして・・・・・

私ども、彼を極上の「話題サプライヤー」に改造し、彼の幸福な結婚生活の暴露に努めたいと存じます。
あ〜、楽しみ
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