時々、困ることがあります。 北海道のおみやげ。
遠くの方に何かを送るとき。 遠くから来た友人の買い物に付き合うとき。 相手の方の反応が大変に気になります。 昔、東京の友人が毛ガニを欲しがりました。 で、市場に出かけ、いいのを選んで発送。 しかし友人、その毛ガニでお腹をこわしました。 もともと、毛ガニは体調次第でアタリ易い食品。 加えて、食べてはいけない部位があります。 それ以来、毛ガニを送ることは止めています。 相手の方の好みに合わないこともあります。 北海道限定の大変に美味しいビールがあります。 サッポロビールの「クラシック」という銘柄です。 麦芽100パーセントで、ホップの効いた逸品。 しかし、飲む方によっては苦味が強いようです。 これもまた、差し上げるのには迷うオミヤゲです。 かつて、僕の知り合いも同様に悩んでいました。 九州の友人に「北海道らしいもの・・・」と言われて。 食文化の違う地域どおしでは感覚が違います。 僕も昔、九州に「干物」を送ったことがあります。 やはり市場でいいのを選んで、昆布と一緒に発送。 しかし、食べ方を書いたものが無かった。 後日に電話が来て「いいダシがとれた」との感想。 「アゴ」の類と勘違いされてしまったようでした。 そこで友人、食べ物ではないものを考えました。 思いついたのがマリモ。 コップ状の容器に入った小さなマリモです。 実はこれ、加工品です。 本物のマリモは売買できませんから。 でも充分に北海道らしいということで決定。 ちょっと地味なオミヤゲではありましたが。 でも、結果的には喜んで頂けたようでした。 後日、ていねいな手紙をもらったそうです。 そして書いてあったそうです。 「美味しく、頂きました」と。 食べちゃったんかい、マリモ。 それも味噌汁で。 どんな味わいだったんだろう。 壁は食文化ではなかったようです。 |